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　以前まで「しっぷうどとう」で同人誌出したりイベントに出たりしていました。
（ご存知無い方のために…同人誌活動とはファンが、その作品の原作には出てこない日常風景やパロディを
　妄想して自分で描いて自分で本にして　東京や各地の即売会で売ることです。）

しっぷうで同人誌をやること自体は楽しかったし、充実していたのですが
…やっぱり価値観の違いというのがありまして、私の他にもしっぷう同人誌を出しておられる方が何人かいたのですが
ほとんどの方が素子ちゃんを叩いておいででした(;_;)
理由は「阿南さんと烈の間に入って来るな」、「邪魔」、「立場が美味しすぎる」（←はい！？？？）
……えええ〜？？？ちょっと待て！阿南さんと烈は確かに特別な絆で結ばれてはいるけれど、恋愛感情ではないでしょう。
作者様の真意はどうなのかわかりませんが、「青年誌」という掲載誌の性質と作品そのもののテーマから察しても、
作品上で実際に男性同士での恋愛成就はまずあり得ない。主題が「剣道」と「ボーイズラブ」ならともかく。
素子ちゃんだって成松や柴田のように憎まれ役として出されたのではなく、また嫌われる理由は何一つ無いのに（正常な目で見て）
「人の恋路を邪魔する奴は　馬に蹴られて（以下自主規制）」とばかりに理不尽にバッシングされて。
その風当たりの強さに　　　　「こりゃイカン…分かり合えない…」　　　と伊原は引いておりました。

私が当時「しっぷうどとう」同人で積極的に友達を作ろうとしなかった理由は、コレです（苦笑）

やっぱりヤオイが主立ったジャンルゆえ、ご贔屓男性キャラに彼女が出来る・または出来そうになると
その彼女は叩かれる運命にあるようです。
アニメ「勇者指令ダグオン」の時にもその男女カップルで嫌な思いをしました。
しかし好きキャラに恋人が出来るってそんなにイヤですか？私は嬉しいですけど。妄想が更に広がるし（笑）
凄いムキになって「●●（ごひいき男キャラ）を取るなー！！」と彼女候補キャラを叩いている人を見ると
「別にアンタの彼氏でも何でもないだろうに…」　　　と冷たい溜息をついてしまいます。
私は男×男カップルもそれなりに好きですが、基本は、根底にあるのはあくまでも「男女」のノーマルカップルですので。
（当時聞いた「男×女は生々しくてイヤ」という意見がどうにも理解できない。”生々しい”？）

しっぷうでコミケ等に参加していた当時、正直に言うとそれが結構ストレスでした。
キッカーズ同人が居心地良すぎて余計にそう感じるのかも。

「しっぷうどとう」が終了してから、早いもので５年の歳月が経ちました。
当時の私の心には…月並みな表現ですが、ぽっかりと穴が開いて、現実から逃がれたいのか
他のマンガに興味を持とうとあがいたりしましたが、やはり「しっぷう〜」ほど夢中にはなれず現在に至ります。
ジャンプで連載中の「アイシールド２１」（アメフト漫画。主人公の成長ぶりが烈っぽい）も好きですが
「普通の読者として」好きです。同人誌出したりキャラクターの日常についてあれこれ妄想するほど
「入れ込んだ」好きまでには至らない…

連載終了後もまだ一縷の望みにすがって、しつこくスピリッツの予告ページ”だけ”をチェックしておりました。
もしかしたら、しっぷうどとうの番外編が描かれるかもしれないという、実現しない率の方が高い夢を抱きつつ。
案の定やっぱり番外編を読める日は来ませんでしたが。
もう新しい烈を、阿南さんを、素子ちゃんを古橋を見ることはない…そう確信して、まだ足りないという思いを
同人誌などで昇華してきました。が、先日意外な形でもう２度と会えないと思っていた烈に阿南さんに会えたのです！
バレンタインのお返しに、と「しっぷうどとう」生みの親・原作者様・盛田賢司先生から直筆カラーイラストを
頂いたのです！チューロウ・アイラブユー・ブルーダー・電光石火など今までの作品に登場するキャラクターが
まんべんなく描かれているその中の最前列、ひときわ大きく描かれていたのが
烈と阿南さん……２人並んでこっちを向いて微笑んでおりました。ああああ…涙が出ました。本当に。先生ありがとうございました。
４年７ヶ月ぶりに見る、　『本物の』　烈と阿南さん…１,０００の同人誌より１の原作という言葉は本当ですね。
（いえ、同人誌がダメというわけではありませんよ）

連載中から密かに思い描いていた夢、「アニメ化」ですが、これは〜どうでしょうか？
でも連載終了後にドラマ化されるケースもあるし。（編集王とか九龍で会いましょうとか）
いかがですか民放各社さん、こういう時代だからこそこういう健全な作品が必要だと思うんですけど〜
深夜・ゴールデン不問ですのでこの通り、是非とも！（なんだか営業してるみたいだな私）
（03.09.07）